岡崎市周辺で野球がやりたくなるブログ

愛知県岡崎市の草野球人。野球が上手くなりたい。

草野球チームを作るステップ解説!


「もっと勝って、上を目指したい」
「勝たなくていい、みんなで楽しくやりたい」

だから自分の理想のチームを作ってみたい
と考えているそこのアナタ、甘い!
そんなに簡単にチーム運営はできません。

チームを作るステップ、苦労、トラブルを紹介します。
理解した上で全部1人でやる覚悟のある方だけ実行してください。
苦しさの先に、やりがい、楽しさが訪れることでしょう(^o^)

チーム方針、目標を決めないと・・

チーム方針、目標をまず”あなた”が明確に決めること。
でないと、間違いなくチーム内でトラブルが起こります。

例えば「新チームのメンバー募集」を漠然と掲示したとします。
メンバーの一部が「凡打でも全力で走らない」「守備でカバーに入らない」など基本をおろそかにしました。
優勝を目指して真剣にやっているメンバーはどう思う?
当然、選手間で温度差ができ、対立やトラブルが起きて、離脱、最悪チーム分裂が起こることも考えられます。
たとえば、
「方針」
・チーム全員で一丸、全力で試合に取り組む
・機動力を重視、積極的に先の塁を狙う
・投手中心、守りを固め、得点を抑える
・打者は大きなあたりを狙わず繋ぐ野球

「目標」
・リーグ優勝
・チーム全体で盗塁500
・エラー数を20以下に抑える
・完封5試合以上
・個人成績で打率.300以上を達成する

とした場合、
「未経験者」が参加しよう!
とは思わないですよね(笑)
方針、目標がはっきりしていれば、チーム側、参加者側のすれ違いが少なくなります。
ただし、定期的にメンバーの意見を取り入れて、方針、目標に調整を加えていくとよりスムーズにチーム運営ができると思います。

チーム名に思いを込めて

チームを作る”あなた”が思いを込めてチーム名を決めましょう!
誰かが適当に言ったチーム名になってしまい”あなた”以外のメンバーが入れ替る可能性もあります。
そんな時、後悔しませんか?
もし、メンバーにもチーム名決定に協力して欲しい時は、複数の自分で考えた候補の中から選んでもらうといいと思います。

僕も新チーム結成に携わったことがあります。
チーム名を決めるため、代表者が全員に候補名を上げてもらっていました。
結局、代表者がすべて却下、勝手にチーム名を決めてしまった過去があります。
メンバー全員「じゃあ聞くなよ!」と思った過去があります。

メンバーの集め方は主に4つ

メンバーの集め方は色々ありますが、主なものを4つ挙げます。
①友人、知人、元部活仲間、職場同僚で構成
掲示板「LaBoLA」「ジモティー」で募集
jmty.jpジモティー 無料の広告掲示板
labola.jpLaBOLA(ラボーラ) 全てのスポーツ仲間が見つかるスポーツSNS(愛知県内で集まったメンバーは、上記2つの掲示板でほぼ集まってます)
FacebookTwitterInstagramなどのSNSでの募集、DM。
④バッティングセンター、スポーツショップ、スポーツクラブの無料掲示や直接スカウト(所属しているチームの監督は、バッティングセンターで声がけしてメンバーに引き入れました笑)
大半は①②で集めていると思います。

友人関係、掲示板募集のメリット・デメリット

①友人関係②掲示板にもメリット、デメリットがあります。
①友人、知人、元部活仲間、職場同僚で構成
「メリット」
・お互い知っている仲なので、楽しく和気あいあいと楽しくできる。
・メンバー不足の時の魔法の言葉「友達の友達」が召喚できる。
・年齢層が同じで、価値観が似ている。
「デメリット」
・軽い気持ちで入ったメンバーも多く、責任感が無く、参加率が良くない。
・同年代が多く、年齢を重ねていくと、同じようなタイミングで、仕事や家族、転勤など生活が変化し参加率がさらに急降下。
・不足を補おうと、ネット募集するも、仲間内で作ったメンバーが大半で、馴染めずにすぐに辞める。
・代表者だけ取り残されて、実質解散なんてことも😱(そんなチームをいくつか知っています)
掲示板「LaBoLa」「ジモティー」で募集
「メリット」
・募集要件がまともならば、ある程度の人数確保可能。
・野球を通じていろんな年代、職種の方と知り合いになれる。
「デメリット」
・全員初対面なので人間関係がギクシャク、トラブルが起こることもある。
・一般常識から大きく逸脱した人がくることがある。
①②をうまく組み合わせ、人間関係をうまく取り持つことができれば軌道に乗っていくと思います。

掲示板に募集要件を書くコツ!

僕はLABOLAでいくつかのチームに「お試し参加」したことがあります。
募集内容に「ピッチャー急募、足りていません」とあったので、参加しました。
ですが、メンバーの半分がすでにピッチャーでした。
募集内容を使い回さず修正しておいてよ(ToT)って思ったことあります。

重要な2つのポイント

募集要件に必要なのは、
①募集側「チームが求めている人材、条件」
②参加側「参加者が知りたい情報が載っている」
お互いが納得しないとチームが成り立ちませんし、言った言わなかったでトラブルがないように細かく書くことで信頼性が上がります。

例えば、こんなことが載っているといいかなと思っています。
・チームの方針、目標
・チームのレベル
・チームのブログ、ホームページはあるか(個人成績、プロフィール、対戦成績などの活動記録)
・何を重視?(参加率、全員参加、勝利主義、楽しさ重視など)
・求める人材:協調性、一般常識、マナーがある等
・グラウンドの確保状況、本拠地、主な活動拠点
・連盟、大会への参加の有無
・年間試合数、練習回数
・チームの成績(何勝何敗、〇〇優勝)
・成績は記録しているのか(打率、勝率、防御率、盗塁、打点等)
・土日など何曜日が主?時間帯は?
・遠征、遠出はあるのか
・チームの掛け持ちはOKか
・希望するポジションを守れるか
・ユニフォームの有無と自己負担(チームが用意or自腹)
・チーム内の交流会はあるか?(バーベキュー、忘年会、新年会)
・連絡方法は(野球掲示板、LINEなど)
・道具当番、審判当番、会計など、役割分担を負うのか?
・必要なお金(年会費、グラウンド使用料、参加費、交通費、遠征費、連盟参加費、大会参加費、ボール代、ボール入れ、ユニフォーム代、共有のバット購入、ヘルメット、キャッチャー道具、ミット代 等)
などを書くと良いと思います。

ユニフォームは作るべきか??

ある程度の規模の連盟に加盟する場合は、スパイク以外はチームでそろえないといけません。
その場合、最低でも「背番号付きユニフォーム+帽子」は作る必要があると思います。
細かいユニフォームの規定に関しては、以下を参照下さい。
https://jsbb.or.jp/docs/a83315d210bcbdc9186139ff99d6e3ef48e03138.pdf

一方、練習試合しか行わないチームであれば、不要なことが多いです。
しかし、仲間意識、団結力を高めるために作っているところもあります。
チームを掛け持ちの方、お金に余裕がない方は購入に否定的な方も多いようです。
しっかりとメンバーの意見を聞いて決めましょう。

ユニフォームの値段の違い

ユニフォームの値段は、ユニフォームの形状、生地、プリントや刺繍、発注数によっても大きく変わると思います。
一般的に、
服の形状は、Vネック<上のボタン2つ<全部ボタン式(フルオープン)の順に高く
プリント、刺繍方法は、昇華(ユニフォーム生地にインクを染み込ませてプリント)<刺繍<昇華+刺繍の順に値段が高くなります。

こだわりすぎると、かなり高額となります。
帽子+ユニフォームのセットで最低でも1万円以上はかかると思った方がいいでしょう。

試合数をどう確保する?

チームを作った以上”試合数をこなす”ことが大事です。
チーム紹介に「年間60試合実施」と記載があると、参加意欲も湧きます。
ただ、試合の組み方が重要!
「連盟加盟のリーグ戦」「練習試合」のメリット・デメリットを理解し、組み合わせて試合を組むのもいいと思います。

リーグ戦、参加型

これは、〇〇市野球連盟のリーグ戦や小規模リーグに参加する事を言います。
メリット
・連盟がグラウンドを確保している
・勝敗によって、順位が決まるため団結力、モチベーションに繋がる
・連盟との交渉によっては、試合のない時間帯にはグラウンドを借りて練習ができるかもしれない
デメリット
・連盟加盟金、年会費、ユニフォーム作成代、審判外注など、お金がかかる
・連盟会議、審判講習会、試合日以外や試合の前後に審判当番があるため、誰が参加するかでトラブルが起こる
・勝敗が順位に直結するため、選手はレベル優先、全員が出場できない
・1試合90分制が多く、打席が回ってこない

練習試合型

基本的には、メンバー募集で用いた「ジモティー」「LaBoLA」で対戦相手も探すことが可能です。
メリット
・ルールがゆるいので、交代自由で全員参加できる(打順13番までなど)
・時間の許す限り、試合ができるので2試合目も可能
・リーグ戦のように順位はないので、精神面で楽
デメリット
・グラウンドの確保ができないので、自宅から遠いグラウンドまで遠征の必要がある
・遠出の場所によっては、参加率が悪いし1日つぶれる
・昇格、降格、優勝などがないので、モチベーション維持が難しい
・対戦相手のレベルの高低差がひどい
・非常識なチームもいて、当日ドタキャン等される
相手チームの活動履歴、代表者のプロフィール、ニックネームの付け方等で人間性を確認することをおすすめします。
まともなチームの監督とは連絡先を交換し、直接練習試合を組んだりすると試合が組みやすくなります。
他にも以下のことに注意して確認してトラブルを減らしていきましょう。
・グラウンドが確保されているのか?
・駐車場はあるか?
・ボール代、グラウンド代、ナイター代がかかるか?
・何試合できるのか?(借りている時間によっては、2試合できる)
・選手交代、全員打席に入れるなどのルール変更は可能か?

出欠の確認方法は、何を使う?

出席確認は基本的にはLINEを使うことが多いです。
グループLINEを作り「イベント設定」から作成していきます。
リアルタイムで、参加、不参加、未定がわかりますので、期限を守れない方に個人的に連絡することもできます。

スポーツ保険に入ろう!

駐車場とグラウンドが近い場合、ファールボールが車に当たる場合があります。
僕が参加しているチームも5年間で1回ファールボールが車に当たり、保険を使用したことがあります。
入っておいて損はないと思います。
年間1人2000円ほどで加入できると思います(保険内容、人数による)
www.sportsanzen.org

グラウンドの確保は大変

愛知県の場合、あいち共同利用型施設予約システムを利用してグラウンドを確保することが多いです。
専用の窓口で、各市町ごとに設定してもらわないといけません。
僕は、岡崎市西尾市、(江南市)でそれぞれ登録しています。

あいち共同利用型施設予約システム

愛知県額田郡幸田町のグラウンドの場合は以下のようです。
www.pf489.comhttps://www.pf489.com/kota/WebR/Home/WgR_ModeSelect

それ以外にも、地域独自に運営しているグラウンドがあるので、そこのルールにそって登録してください。

あいち共同利用型施設予約システム

このシステムは愛知県内の施設を利用するためのシステムです。
個人利用と団体利用の2種類があります。
基本的な操作は同じです。
登録した市の「施設名」「日付」から、空いている時間枠があればチェックをしてカートに入れ、予約確定処理をします
ナイター以外は、無料で使える施設も多く、予約すればそのまま使えます。

ナイター代など、別途料金がかかる場合、指定されている事務局に現金を直接支払いに行かなければ行けない。
振込や、電子決済には全く対応していない。

団体利用をうまく利用しよう!

団体登録を行うと良い点がある。
地域によって仕組みが違うが、グラウンド利用の抽選会に参加することができる。
抽選会とは、一般の予約受付が開始される前に施設予約を抽選で確保することができる制度です。

ただし、団体登録自体が少しネックです。
岡崎市HP参照
施設予約システム利用者登録(スポーツ施設) | 岡崎市ホームページ

<登録名簿>
・10名以上必要(全ての登録者の氏名、住所、生年月日、電話番号を正確に記載すること
岡崎市内在住か、市内在勤または市内在学であること(高校生以下は除く)
・市外在住の登録者は、勤務先または学校名を記入すること
・他の団体に所属していないこと

上記のように、登録者が誰でもいい訳では無いというところがネックです。

グラウンド確保は冬は簡単

冬は、大半のチームがオフシーズン。
連盟や市町村のスポーツ大会も春先からしか行われないので、グラウンドの確保がしやすいです。
個々のレベルアップ、団結力を高めるためにチーム練習をするのもいいですね。
ただし、寒い!しっかりと防寒対策を行って練習しましょう。

mmeito.hatenablog.com

どうしよう?!メンバー足りない!!

コロナ禍もあり、突然体調が悪くなりメンバーが足りなくなることがあります。
対策をいくつか紹介します。
ですが、そもそも人数不足にならないよう予め9人以上メンバーの参加をお願いしておくことも大事でしょう。
・メンバーの知り合い、掛け持ちしているメンバーに声をかけて助っ人をお願いする
ジモティ、LABOLAの掲示板、SNSを通じて、助っ人募集をかける
・試合で対戦し、仲良くなった監督と連絡先を交換し、チーム単位で依頼する
・以前から助っ人をお願いしていた方と連絡先を交換して問い合わせる
これらを同時に並行して確認を取ることで1人ならば結構すぐ見つかると思います

人間関係のトラブルは必ず起こる

特に、チーム創設初期はかなり多いと思います。
野球は勝ち負けを競うものですので、熱くなって声を荒らげてしまうことも少なからずあります。
必ず間に入って、1人1人意見、感想、要望を聞きいてください。
チームの方針や目的に関係するものであれば、”あなた”に最終的に委ねられますが、
性格上の不一致によるトラブルは難しいです。
ネットでの募集では18歳~50代まで幅広い年齢の方が集まります。
お互いの落とし所を見つけながら、チーム全体の雰囲気が悪くなりそうであれば、退団を促す必要性も出てきます。
放置は”最悪の一手”です。

チームメイトと絆を深める

草野球チームはいろんな年代の方と、人間関係を作れる場所でもある。
人間関係を円滑にするには、野球以外のイベントを開いてもいいかもしれない。
野球の試合だけ集まって、終わったら解散することも多く、相手の思いや人柄がわからないことも多い。
コロナ禍で難しいかもしれないが、年に1回は忘年会、新年会を開いて、チームメイトとの交流を深めてもいいのではないかと思う。

監督(代表者)は全てを自分一人でやる覚悟を持つ

参加メンバーは基本、受け身です。
メンバー自ら積極的にチームのために動くことはほぼありません。
突然役割分担などと、言い出そうとすれば、あっという間にメンバーはチームから去って行きます。
お金の徴収、グラウンドの確保、練習試合を組む、出欠確認、不足メンバーの手配、野球連盟の定例会議への出席、審判の当番、野球道具(試合球、練習球、チームバット、キャッチャー道具一式、ヘルメット)の輸送等々はだいたいが代表者が管理をします。
自腹を切ることも多いでしょう。
極まれに手伝ってくれるメンバーはいますが、そういう方は大切にしましょう。